【整体】産後の腰痛に1分で出来るセルフケア。本当の原因は内臓の毒素!?(後編)
こんちには☆
永田美子(ながたよしこ)です
前回のブログで、
産後の腰痛がなぜ起きるのか!?
ということを書かせていただきました
妊娠、出産からの産後の子育てで腰痛を抱えている人の原因は、
子育てによる腰への負担だけでなく、
内臓に原因があるかも・・・
目次
- ○ 妊娠による内臓の変化
- ○ 産後休めないことによる自然治癒力ダウン
- ○ 育児による前かがみの姿勢でさらに内臓が歪む
- ○ あなたの内臓は歪んでいませんか?
- ・内臓の歪みってどうしたら分かるの?
- ○ どこでも1分で出来る簡単セルフケア
- ・ポイントは毒素を排出させること
- ・肝臓から毒素を排出させる「手当て」ケア
- ○ まとめ
妊娠による内臓の変化
妊娠期間中、お腹は日に日に大きくなりましたよね
胎児が子宮の中で大きく成長していることはご存知かと思いまずが、
妊娠期間中子宮がどれほど大きくなるか、考えたことはありますか?
妊娠前の子宮の大きさは、縦の長さ約7㎝、横の長さ3~4㎝です
それが、妊娠後期になると長さや幅は約6倍に!
そして、重さは約20倍、容積は2000倍~2500倍にも成長しているのです!
その子宮の成長は、お腹の膨らみだけにはおさまらず、周囲の内臓を押して成長します
そのため、妊娠期間中は内臓変位が発生しても仕方がないのです
産後休めないことによる自然治癒力ダウン
そして、産後、子宮は6週間~8週間かけて元のサイズに戻ると言われています。
そこで、また子宮の周辺臓器は子宮の収縮に合わせて、本来納まるべき位置を探して戻ろうとしてくれます
しかし、産後のママはゆっくり体を休めることが困難です
3時間おきの授乳にオムツ交換
我が子の「ふにゃ~」という小さな声にも反応してしまう過敏な体質に・・・
そして、体に負担のかかる無理な姿勢の連続
自然治癒力を高めるために必要な「休息」がまともにとれないママは、不調が不調を招いてしまう悪循環が生まれてしまいます
育児による前かがみの姿勢でさらに内臓が歪む
「骨格が歪むことで、内臓も歪むのです!:
と言われても想像はできませんよね?
例えば、赤ちゃんのオムツ交換をしている時の姿勢を想像してください
前かがみになることで、肩が内側に巻き込まれ、
背骨が前屈しているように曲がっています
それによって、体内では何が起きているでしょう
あなたも前かがみの姿勢をとってみてください
肩の後ろの筋肉が引っ張られるような感覚になり、胸からお腹にかけての筋肉の収縮を感じませんか?
このように、前かがみの状態が続くことで横隔膜が下に歪み、内臓全体を下に押し下げてしまうのです
あなたの内臓は歪んでいませんか?
胸とお腹を分ける薄いドーム状の筋肉があります
それが横隔膜です
横隔膜の主な機能は息を吸うことです
呼吸をしてるのって「肺」じゃないの?
そんな風に思う方もいるかもしれませんが、肺そのものには、肺を動かす筋肉はないのです
そのため、実際の呼吸は、肺ではなく横隔膜が上下運動することによって行われています
また、排便時お腹に力を入れる時にも横隔膜は活躍しています
横隔膜が収縮し、腹筋と共に便を腸から肛門へ押し出す働きをしています
それを捉えると、体にとって横隔膜がいかに重要なのかご理解いただけることでしょう
前かがみ姿勢を続けることで、横隔膜が下に歪み、内臓全体を圧迫し内臓本来が持っている機能を発揮しにくくなります
あなたの内臓は歪んでいないでしょうか?
内臓の歪みってどうしたら分かるの?
例えば、便通は大きな判断の一つです
「便通」まさに「便」は身体からの「お便り」です
便が、毎日出ない
そんな方は、腸の状態が良くはありません
便秘がちな方、水分をしっかり飲んでも便秘が解消されにくい
そんな方は、もしかしたら内臓の歪みにより腸が圧迫されているかもしれません
どこでも1分で出来る簡単セルフケア
もし、あなたが内臓の歪みがあるかも・・・と感じたら、
また、何か簡単にできるセルフケアを探してる
とにかくやってみよう
そんな風に思った方のために、簡単セルフケアを紹介します
産後の内臓の歪みが改善されていない方にとっては効果的なセルフケアです
ポイントは毒素を排出させること
体内で一番、毒素がたまりやすい場所はどこか分かりますか?
「肝臓」です
肝臓は人体最大の臓器と言われています
一般的には、アルコールの分解をイメージされることが多いかと思いますが、肝臓の働きは判明しているだけで、500種類以上であると言われています!
食べ物から摂取した栄養を、体内で使える形に変えて貯蔵し、必要な時にエネルギーのもととして供給するのです
そのため、肝臓に毒素が溜まることにより、代謝機能が低下し、質の高い細胞の再生が出来なくなります
肝臓から毒素を排出させる「手当て」ケア
その肝臓に溜まった毒素を排出するためのケアをお伝えします
肝臓の位置は何となくイメージできますか?
右側の、一番下の肋骨(あばら骨)辺りに中指が当たる位置に手を当てる
その辺りの位置が肝臓です
そこをそっと1分ほど手を当ててください
これでセルフケア完了です
簡単すぎて何をしたかもよく分からないと思いますが、
このセルフケアで肝臓の歪みが整い、溜まった毒素が排出されやすい流れができるのです
お腹が痛いと自然とお腹に手が行きますよね
お腹が痛いと体は自然と動くのに、肝臓が悲鳴を上げていても手はいかない・・・
まさに無言の臓器ですね
でも、理屈としては「腹痛=お腹に手を当てる」と同じです
なので、同じ要領で、ストレスを感じてるなとか、アルコール飲みすぎたな・・・
なんて時には、手当てをしてみて下さい
赤ちゃんからご年配の方まで、体に負担なく行えるセルフケアなので、是非、ご家族で試してみてください
まとめ
腰痛が酷いからと言って、育児に背を向けることはできないですよね
しかし、このまま腰痛が酷くなってしまったら育児と向き合うことが辛くなってしまいます
あなたの腰痛の原因が内臓にあるのか分からないのなら、まず紹介したセルフケアを1日1分試してみてください
あなたの腰痛にも効果が出るかもしれません。
腰痛のない体で子育てが楽しめますように☆